農園について
土にこだわる“泥臭い”農法で
野菜本来の旨みを引き出す
農園 葉菜言葉の野菜作りはとてもシンプルです。
いい土を作る。ただそれだけです。
以前、都会で暮らす姉が幼い甥っ子を連れて帰省したとき、
嫌いなはずのニンジンを彼は美味しいといって食べてくれました。
そして驚いたことに、それがニンジンであるということに気付かなかったのです。
それは自らの農家としてのあり方に確信をもった瞬間であり、
また、都会の野菜がいかにやせているかを実感した瞬間でもありました。
これまで最新の技術を用いた農業のあり方を学んできましたが、やっぱり野菜は土が命。
たとえ生産性が落ちたとしても、土作りに時間をかけることで、
野菜本来の旨み・甘みを引き出すことができます。
厳選した熟成堆肥で栄養分を与える。
状態を見極め、薬に頼らずにできるだけ自然の力で土の調子を整える。
バランスを保つために自然由来の酵素を加える。
とにかく、いい土を作るためにありとあらゆる努力を行っています。
泥臭くてもいいから、土の香りがするおいしい野菜を作り続けたい。
そして、都会の子供たちに力強い野菜の味を知ってほしい。
そんな思いで今日も土の声に耳を傾けています。